若狭屋Xの居合日誌

居合道を始めた大学生のブログ。目下の悩みは稽古時間の確保。

剥げた鍔、押さえる親指

そういえば先日の稽古中、刀礼をしていたら、鍔の剥げに気づきました。特に刃側。

強度には関わりないでしょうし、別に構わないのですが、むしろ何故ここだけ剥げたのかが気になります。

 

私が居合を始めたのは今年の3月初旬で、愛刀が届いたのが4月頭。つまりまあ、購入してから5ヶ月ぐらいしか経っていないわけです。

 

この「剥げた」というのがどういうことかというと、そもそも金属には詳しくないのですが、鉄っぽい色の鍍金が剥げて、多分素地であろう黄銅の色が出ているのです。

ただこれがもとからこうだったのか、はたまた5ヶ月の間に剥げたのかは定かではありません。困ったことに、私には兄弟弟子がそもそもとても少ない上、美濃坂製を使っている弟子がいるのかどうかさえ怪しいので、確認することが出来ません。

 

PCの写真ファイルを漁っていたら、愛刀が家に届いた時の写真がありました。この写真では今回気になった剥げは見当たらなかったのですが、鍔を刃側から撮影した写真がなかったので、詳しいことは分かりません。

 

それにしても、どうして刃側だけ剥げたのでしょうか。

はじめは、最近苦戦している刀礼の時に床にすれて削れたのではないかと思ったのですが、いくら刀礼で鍔がゆらゆらするからといって、刃の方が床に接することは鞘の構造上ありえません。

 

しばらく考えている間に、納刀時に指摘された癖のことがヒントになるのではないかと気づきました。

あれは勿論まずいことですが、納刀後――つまり普段刀を納めている時――は、左親指で鍔の刃の部分を押さえます。これは刀が不意に飛び出さないようにするためです。

思えばその時丁度、鍔の剥げた部分にずっと指が当たっているのです。

 

つまり、鍔の塗装を溶かしてしまったのは、私の指(の汗)……!?

 

 

知りたかったような、知りたくなかったような……。