「居合道1級はどれだけ強いのか」
軍事に造詣が深い*1男性の先輩がいるのですが、先日先輩と別の友人と3人で話していたところ、先輩と私ではどちらが強いのかという話になりまして、ふと考えておりました。ちなみに居合の経験はありません。
背格好だけ見ると、私の仮想敵とそうは変わらないのですが……。
まず何を以て勝利判定をすれば良いのかという根本的な問題がありますが、仮に真剣同士で殺し合いをすると仮定すると、多分勝てないだろうなということに気づきました。いや、勝てる必要は全くないわけですが。
理由のひとつ目は、反射神経の問題です。私は反射神経も動体視力も人並み以下なのですが、先輩は視力良好な上、サバイバルゲーム*2の手合いでして……。
居合道の場合、多分先の先をとられれば勝ち目はありません。
次に問題になるのは単純な腕力の都合です。
仮に先輩に対応して私が制定居合三本目みたいなふうに受け止めても、姿勢的に不利な上、押し負ける可能性が高いでしょう。うまくいなせれば一番なのですが、そうするとまた反射神経の問題に戻りますし。
私に勝ち目があるとすれば、先輩が空振りするとか、狙いが外れるとかそういった場合のみ。まあ、まず勝てませんね。
また故障
頭を打ってCT受けたり、歯痛で気絶しかかったり、種子骨を折ったり、風邪をひいたり……居合をはじめてからどうにもこうにもアクシデントが続いて、碌に練習に出られない日々が続いたのですが、12月最後の練習を今度はいわゆるぎっくり背中が原因でおじゃんにしてしまいました。
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初段が遠ざかる……!
「初段」までの道
ここのところ、就活の準備をしていますが、何故か就職課の方には居合の受けが物凄く良いです。
居合道という武道そのものが珍しいというのもありますが、「初段の一歩手前(=1級)まで来ています」というと、「1年でそれはすごい!」とか言われたりして、複雑な心境です。……というのも、知り合いの居合道やっている友達は、だいたいみんな半年以内に1級を取得しているからですからです。むしろ私は(部活でないので仕方のない部分もありますが)遅いぐらいです。
級位や段位というのは、運転免許やTOEICと違って就活のエサとして使うものでは決してありませんが、それでも何かに打ち込んだ、ひとつの指針にはなります。
そうして考えた時、どうも居合は他の武道に比べて初段が近い気がします。というのも、知り合いに空手をやっていた友人がいたのですが、明らかに私より一生懸命練習しているのに、初段までに2年ぐらいかかっていたからです。
流石にトロトロな私も、今後1年ちょっとチャンスがあれば、初段までは届く……はず。
この違い、いったいどこから来るのでしょうか。
ご褒美は突然に?
居合を始めた当初は物欲にまみれていて、刀コレクターになってしまうのではないかと危惧していたのですが、だんだん自分の愛刀に愛着がわいてきた今日この頃です。
それでもせっかく1級に合格したわけですから何か自分にご褒美を買おうかなと思っておりまして……私の帯は地味なので、先生には「龍の柄とか入った帯とかどうよ!」と言われたのですが、道着を買おうかなと考えておりました。
ってわけで近々武道具屋さんに行こうかなーと思いつつ大掃除したところ、なんと2着目の道着が。しかもサイズもぴったり2号。
我が家に2号を着られる人は私しかいないので、誰か別の家族のものではなさそうですが、買った記憶がありません。
私は今の師匠に出会うまで、いくつかの団体を見学しています。今使っている道着も、見学だけさせてもらうという話だったのに入会届を書かされ、無理やり買わされたというあまりよろしくない出会い方をしたものだったのですが、そうしたいくつかの見学の中で借りたものだったらどうしようかとか考えています。
(ちなみにその団体には紆余曲折の後、無事に退会届を出しています)
しかし、新品なんですよね、どう見ても。
Season2まとめ
明日は遂に昇級審査です。死にそうです。そもそも起きられない心配がありますが。
前回までの稽古まとめを書いてみました。
刀礼
- 演武前の刀礼は全て親指。
一本目
- 抜刀は左手がやや先。
- 真っ向切りは柄頭をぶつけるイメージ。
- 血振りは腕が後ろにひかないようにすること。
- 血振りは帯より腕が下がらないことにすること。
- 血振りは腕が45°であることを意識。腕を投げ出すように。
- こめかみの位置に注意。
- 居合腰の時の膝に注意。(三本目も同様)
- 動作を止めない。
- 真っ向切りを終えた時の刃は少し下がる程度。
二本目
- 固定するのは右ひざと左親指のみ。
三本目
- 納刀時の手に注意。
四本目
- 水月の位置を意識。
- 足は前に出すこと。
五本目
- 八相の時は鍔が唇のあたりになるようにする。
- 血振りをする時、左手は鯉口をしっかり押さえる。
その他
- 一連の動きが止まらないように。
- 演武修了後は左から3歩下がって時計回り、その後場を出る時に反時計回りで向き直る。
- 足運びをする時は足が床から離れないようにすること。
- 眼は5m先を見ること。
今、実は一番怖いのが刀礼なのですが……とにかくあがり症なので本当に怖いです。
師匠は「きっと大丈夫」と言ってくださいましたが、どうなることやら。