時間がないのなら、浅知恵で勝負するしかないじゃない!!
「時間がないのなら、浅知恵で勝負するしかないじゃない!!」とすると某魔法少女風ですが、一方、「時間がないのなら、浅知恵で勝負すればいいじゃない」というふうにちょっとポジティブにすると、某王妃風になるから不思議です。後者については真偽が怪しいそうですが。
私が居合の練習に割ける時間は、正直不十分です。原因はいくつかありますが、例えば私がよく体調を崩すということも大きな問題なのですが、道場が私の通う大学の隣県というのも原因のひとつかもしれません。
居合をやりたいと思った時、大学のそばや家のそばでも道場を探し、いくつかは見学もしたのですが、「3年かけて良師を探せ」という古い教えに従った結果、今師事している私の良師は隣の県にいらっしゃったというだけのことです。
交通費や移動時間を考えると、確かに回りから呆れられることもありますが、そもそも隣県ぐらいで済むのならそう遠くないですし、実際には3年もかからなかったのも運が良かったと思っています。
とにかく、私にはあまり時間がありません。ざっくり言えば自分のせいですが、後悔しても過ぎ去った時間は戻ってこないので、浅知恵で対抗するしかありません。
私の道場は全剣連所属で、私自身も今は制定居合を習っている段階なのですが、師匠曰く「よく教本を読みなさい」とのこと。教本ってつまり、あの黄色い冊子ですよね。
それなら、私がこれまでよくやってきた方法で、よく教本を読むしかありませんね……。
……居合道というよりむしろ受験生みたいになりましたし、「武道ってそんなもんじゃないだろ!」って突っ込みが入りそうですが、守破離の守の段階で、教本に大事なことが書いてあるというのなら、教本に徹底的に従うまでです。
昔から私は教科書とか参考書に直接書き込むのが嫌いなので、コピーしてノートに張り付けました。教本はA5なので、ご覧のようなよくあるB4のノートに貼ると丁度良いのです。
あとから下敷きを入れてアンダーラインが引けるように上部のみ糊付けして、右ページは稽古の中で師匠から教わったことを書き込むために開けておきます。このページにはまだ何も書いていませんが、他のページは結構書き込んでいます。
それと、居合を始めた当初はちょこっと書いていていた稽古日誌(こちらは稽古日毎の編年体形式です)を再開させ、短い時間の中で同じミスを二度としないように工夫することにしました。
ちなみにこのノートを書く時の資料としては、稽古ノートの他に、スキージャーナル社の『写真で学ぶ全剣連居合』も使っています。言ってみればアンチョコってやつでしょうか。
教本に忠実な上、教本の文章だけではいまいち理解できない部分についても分かり易いです。割と廉価なのも有難いですし。
さて、どうなることやら……。